磐田8号帆布カメラトートバッグ ヴィーガンレザー

本商品は完売いたしました。たくさんのご注文ありがとうございました。

燃料用リサイクルからカメラバッグへのアップサイクル

「多くが燃料用としてリサイクルされているレザーをその素材の良さを活かしたリサイクルで価値ある製品として甦らせたい。」
といった当店へのお声掛けが、商品化への第一歩でした。

静岡県浜松市に本社を置く共和レザー株式会社は、自動車内装シート材を主な商品として表皮材（ヴィーガンレザー）を製造・販売されている世界的な企業です。
当店では、創業以来、本革を用いた商品づくりを行っていたため、当初は合成皮革について少々扱いづらい印象を持っていましたが、実際にその上質なレザーを手にとり、裁断、縫製などを行うことでその素材の持つ魅力を強く感じるようになりました。

また、その高い品質を保つチェックの厳しさゆえに、どうしても燃料用としてリサイクルされていたレザーを、他の商品にカタチを変えることは、持続可能な消費や社会に向かうことを意味し、当店が参加させていただくことは、とても魅力的ですてきなことだと感じています。

磐田8号帆布カメラトートバッグ ヴィーガンレザーはその名の通り、レザーの質感をお楽しみいただけるよう磐田市で織られた8号帆布の中から染の行っていないキナリの帆布を用い、シンプルでスタンダード、でも見た目より大容量のカメラバッグに仕上げています。

ヴィーガンレザー
遠州にゆかりのある素材

共和レザー社より提供いただいたヴィーガンレザーは、高級車内装用シートに使用される製品で主に静岡県西部地域で生産されています。
耐久性に優れ、軽くて水に強くお手入れが楽、さわり心地は柔らかくしなやか特徴を持ちます。

高級車用だからこその厳しいチェックで出てしまう、少しの傷や色ブレで不良品となってしまったレザーを使用しています。

共和レザー社の取り組み・想い

現在、主に燃料用に粉砕リサイクルされている現状があり、自社でもノベルティなどのグッズを開発されていますが、さらに地元企業と協業を行い、レザーの良さを生かしたアップサイクルへ移行に取り組まれています。
当店のようなバッグ等の製品化により高品質な素材が改めて生かされ、廃棄物の削減、環境への配慮に繋がることを期待されてます。

カメラバッグの素材として

本革は使うほどに経年の変化も楽しめ、強度にも優れた素材ですが、雨に弱いことや、お客様によっては革の変化を好まれない方もお見えになります。
反面、共和レザー社のレザーは、安価な合皮とは比べ物にならない耐久性、樹脂製であるが故の非常に高い耐水性は、カメラバッグに使用することに非常に長けています。
レザーを、最も耐久性が必要とされるバッグ表側の底部分から立ち上がりまでに使用することで、角の擦れや水に強くて汚れを拭き取ることができる、見た目と使い勝手の良いバッグを実現する素材として活用しています。

共和レザー株式会社とは

自動車内装用シート材を主に、住宅住設用フィルム、ファッション用表皮材など幅広い表皮材を製造販売する上場企業です。
特に自動車内装用シート材は国内シェア1位、世界シェア2位。
100％国内生産にこだわって製造販売されており、国内外の自動車メーカーより絶大な信頼を得ていらっしゃいます。

創業

1935年

本社住所

静岡県浜松市南区

主な製品

車両事業、住宅・住設事業、ファッション生活資材事業

公式Webサイト

https://www.kyowale.co.jp/

磐田帆布
遠州にゆかりのある素材

表地上部は8号帆布、裏地には11号帆布を使用。
ともに磐田市を中心とした遠州地方で生まれた、優しい風合いの帆布です。帆布は号数が大きくなるほど薄いため、表地は厚くて丈夫な8号、裏地にはやや薄めの11号を用いています。

熟練の職人が、昔ながらの織機（木製の杼を用いた織機）で丁寧に織り上げた帆布です。帆布はその名の通り、帆船の帆として織られた生地ですが、その丈夫さからバッグなどの袋物にも多く活用されている生地です。

戦後間もないころから使い込まれているシャトル織機は、近年の織機に比べ、一定の時間に生地を織るスピードが遅いといえます。

生産性という観点からは少し時代遅れの織機ですが、その「遅さ」が経糸（たていと）にかかる負担を少なくし、やわらかな風合いの源となっています。現在、磐田市では数軒の織屋さんが帆布の製織を行っています。カメラトートの帆布は、磐田市福田（ふくで）地区の織屋さんの帆布を使用しています。