テント用生地(ターポリン等)でBtoB製品の縫製
公開日:2024年6月29日
カテゴリ:オリジナルケース,サンプル制作
当社では、基本的に綿帆布を主体として縫製を行っております。
商品によって裏地にナイロンやポリエステル生地を用いることもありますが、多くは表地に綿帆布を使用します。
現在、ご依頼いただいている製品は、少々特殊な製品で長時間水に浸かるため、高い対候性を求められる製品です。
使用する生地は、テント用生地でターポリンに近い生地で、基布のポリエステルにポリ塩化ビニルでコーティングした生地です。
こういった生地は、綿帆布に比べて固く、伸縮しないため、直線に縫い合わせることはそれほど難しくないのですが、きれいに曲線に縫い合わせるのは、中々試行錯誤する必要があります。
今回は、曲線があり、内容物を入れて密閉する商品でしたので、一部手縫いする必要もありました。
先日、お客様にご来社いただき、完成したサンプル品をチェックにてご了承をいただき、一安心しております。
ターポリンなどの生地は、綿帆布に比べて縫製難易度が高く、縫製可能なスタッフも限られるため、単価は高くなる場合が多い商品ではございますが、お困りの場合は一度ご相談ください。
また、BtoB向けの縫製品は、明確な生産計画をお持ちの場合も多く、当社としても継続してお取引をいただける製品は、優先して対応させていただいております。
中川拓郎(なかがわたくろう)
静岡日和株式会社
店主&小間使い
プロフィール
静岡市在住、1975年生まれ。高齢化が進む縫製業界では比較的若いと言っていただきます。
静岡市で3名の縫製スタッフと共に、帆布を主とした縫製品の企画・製造・販売をナリワイとしています。
Web業界出身と異色のため、ITには少しだけ明るいです。
縫製過疎地の静岡市で日々「糸」と「布」と格闘しています。全くキラキラしていません。