綿布をアップサイクルで再商品化の試み
公開日:2024年3月14日
カテゴリ:サンプル制作
おかげさまで様々縫製品に関するお問い合わせを日々いただいております。
最近、ご事情により廃盤となる商品の再商品化のご相談をいただきました。
生地部分が平面で大きな商品でしたので、生地部分のみ活用(アップサイクル)を行い、別の商品への転換をご希望です。
既に一部縫製済みの箇所があったり、部材が付属していたりと、再商品化には手間もかかる部分もありますが、当店ほどの小さな縫製工場だからこそ対応させていただけるのではないかと考えております。
複数商品へのアップサイクルを視野に入れつつ、価格、品質ともの現実的なラインにのる商品を現在検討しております。
アップサイクルのメリット・デメリット
縫製品としてアップサイクルすることのメリット・デメリットがあります。
メリット
・環境負荷の軽減
・残反残布による材料費の低減
デメリット
・加工・縫製費が割高になりやすい(手間がかかる)
・残布に左右されるため、継続した量産が難しい可能性がある
が上げられるのではと感じます。
今回、実際に再商品化まで到達できるかどうかは分かりませんが、生地の大きさを活用でき、縫製工賃が低減できる縫製の方法をご提案いたします。
中川拓郎(なかがわたくろう)
静岡日和株式会社
店主&小間使い
プロフィール
静岡市在住、1975年生まれ。
静岡市で3名の縫製を担当していただいているスタッフさんと共に、帆布を主とした縫製品の企画・製造・販売を生業としています。
Web業界出身と異色のため、ITには少しだけ明るいです。
縫製過疎地の静岡市で日々「糸」と「布」と格闘しています。全くキラキラしていません。