静岡日和

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杉山写真材料店さんで35mmネガフィルムをプリント

カテゴリ:日々

こんにちは。
店主の中川です。

今年の4月に故郷である静岡市に14年ぶりに戻ってきました。
静岡市の住居は築30年以上経った私自身が育った古い家です。

杉山写真材料店

canon 60D + EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

住居には物置(ゴミのようなものが詰まった)があるのですが、引っ越しの際にごちゃごちゃとした状態を少しずつ片づけていました。

その際に、物置の中から古い写真の35mmのネガフィルムが現像した状態で5本分ほど顔を出し、せっかくなのでやはりプリントしてみようと思い、近所の写真屋さんを思い出していました。

北街道に大野カメラさん、伝馬町に杉山写真さんがあります。

どちらの古くからある写真屋さんですが、大野カメラさんは日曜定休とのことで、杉山写真さんにフィルムを持参。

当日は日曜でした。

フィルムは状態もあまりよくないものもあり、すべてではないのですが89枚ほどプリントいただけました。

杉山写真さんは少しお年を召した男性が2人お見えになって、対応いただきました。
フィルムカメラやオールドレンズの展示・販売もあり、昔ながらあのカメラ屋さんですが、こういうカメラ屋さんが中々良い場所で営業を続けていけることは静岡市民の懐の深さなのかなと思ったり。

胸を躍らせながら、プリントされた写真を見ると、そこには鮮やかに写る祖母、祖父、父、姉、親類、知人の姿がありました。
およそ40年前の写真です。

現像済みのネガフィルムなのである程度は予想できたのですが、やはりプリントするといい。

多くは私の父が撮影したもので、被写体の母や家族との撮影者との距離感、空気感みたいなものが読み取れなんとも言えない心持になりました。

父が自分の年齢より少し若い年齢に家族を撮影した写真。

気恥ずかしさと、大切にされていたという実感がとての心地の良いものです。